【資産形成】銀行預金で十分なのか

2023年2月24日金曜日

投資

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 お金のことは、皆にとって身近なことなので、それぞれ考え方があります。その考え方は全否定されるものではないですが、見識を広げるためには考えを固定せずに納得できるものは受け入れることができると良いと思います。

 しっかりと仕事して、それなりに稼いでいる人のなかには、意外と資産形成に興味がない人もいます。仕事も充実して少なくとも定年までは仕事を続けようと考えており、収入も困っていないので、敢えて節約してお金をためたり、投資で増やしたりしなくても問題ないと考えている人です。
 このような人も、将来や何かあった時に備えて、貯金はしていると思いますが、資産形成を重視しないない人は、銀行預金で十分だと考えている人が多いようにみえます。
 話を聴いてみると、決して投資に興味が無いわけではないけど、失敗して減ってしまうよりは預金の方が良いと考えているようです。また、投資は上がったり下がったりとギャンブルのようなものなので、そういったものに一喜一憂したくないと考えるひともいるでしょう。
 確かに、投資にはそういった側面もあります。しかし、銀行預金にも価値が目減りするリスクがあると理解しなくてはいけません。

 銀行預金とは、資産を「円」で資産を持つことです。外貨預金や海外銀行の口座を持って運用している人はここでは除外させていただきます。
 私たちは日本で暮らしているので、資産を「円」で持つことは問題ありません。
 ただ、「円」のみで持つことはリスクを伴うと考えます。
 銀行預金は殆ど利子がつかないですが、預けていて金額が減ることは今のところありません。100万円は5年後も100万円です。その間に円安が進めば、ドルなど外貨基準でみれば資産が減少しています。普段購入する身の回りのものには海外から輸入しているものが多いと思いますし、国産のものであっても原材料や輸送燃料など輸入したものを用いているものが殆どでしょう。つまり、私たちは望む望まないを問わず、日常の生活でも為替変動の影響を受けています。そのため、外貨基準で資産が減れば生活レベルを下げざるを得ないことが理解できると思います。

 もうひとつ、銀行預金は殆ど利子がつかないといいましたが、一方で物価は順調に上昇します。目標インフレを年2%などということも耳にしているからもしれませんが、平常時でも緩やかに物価は上昇します。つまり、同じ金額で購入できるものは徐々に減っていきます。

 そのため、少なくともインフレ分は資産を増やしていかなければ実質的に資産減少してしまいます。また、円安になったときにはその分資産が増える仕組みを作っておかなければ、これも実質的に資産減少してしまうことになります。
 投資や資産運用というと、増やすか減らすかということを勘違いしている人もいますが、本質的には資産を守るという考えが重要だと思います。後々悔しい思いをしないためにもしっかりと資産運用を学んで実践することをお勧めします。

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ぽん部長と申します。 これまで5つの会社を渡り歩きながらキャリアを築いてきました。 中途採用の面接官として気づいたこと、サラリーマンにとって知っておきたい仕事術や資産形成についても書いていきたいと思います。

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