「出る杭は打たれる」とはよく聞く言葉ですが、打たれている時点で仕事ができる人に対して使われる言葉ではないといえるでしょう。
仮に「出る杭」が「会社や組織に貢献できる人材」であったとしたら、当たり前ですが打たれないです。思っている以上に認められて大切にされるでしょう。それが組織です。
「打たれる」ということは、今の会社や組織において、今のままでは貢献できないですし、にもかかわらず、空回りしたり発言力を得ようとして会社や組織にネガティブな影響を与えるので打たれてしまうのです。
例えば、我が強かったり、上に対して厳しいことを言う人であっても、会社や組織に貢献できる人は打たれていないことに気付くと思います。
一方で、どんなに会社や仲間のことを想っていても、会社や組織に貢献できず動き回って混乱を生じさせる人は排除されるか、距離を置いて放置されてしまうでしょう。
もし、自分が「打たれる杭」だと思った場合には、不平不満の前に会社や組織に対して貢献できているのか、インプットに対してアウトプットが適切かを考え直してみることも良いと思います。
どんなに良いと考えられる提案であっても、会社や組織の進もうとする方向にあっていなければ会社や組織にとってプラスになりません。また、会社や組織には様々な人が一緒にいるので、声を上げない人がいたとしても、全ての関係者の利益のバランスを考えなくてはいけないです。
目立つほど優れているから打たれるのではなく、目立つほど優れていても打たれないように周りを見て、よく考えて仕事を進めることが大切です。何のためにあなたが存在して、会社や組織にどう貢献するのかを考えるのが、会社や組織に属する人の考え方であり、その考え方ができれば、会社や組織からも認めれて大切にされるでしょう。
もちろん、会社が変われば、考えのベクトルが合致して、力を発揮して「打たれない」状態になることもあります。そういった意味では転職も良い選択しでしょう。
また、自分こそ正しいと考えるならば、会社の看板や同僚、組織を利用して働くのではなく、自分自身で起業することも選択肢かもしれません。
とはいっても、様々な事情によって誰もが転職や起業を選択できるわけではないですし、それで成功することも難しいかもしれません。今の会社や組織でも活躍できるよう、どうすれば認めれるのか周りを良く見て、また自分自身も能力を上げていくのが近道だと思います。
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