転職活動を行っているときに、何社も受けてようやく採用が見えてきた場面では、合格をくれた会社に有難い気持ちが芽生えてきて、提示された条件を受け入れることばかり考えてしまうことがあります。
苦労して勝ち取った内定であれば、今さらごねているように見られて折角の内定が取消されてしまうことを恐れてしまうかもしれませんが、転職活動を始めたときに譲れないと考えた条件があるならば、転職先としっかり交渉した方が良いと考えます。
条件というのは、年収と言った金銭的なものから、配属先やポジションであったり、担当する分野もあるかもしれません。
転職活動を始めたときに譲れないと考えた条件であれば、もし満たさないまま、又は満たされる見込みがないまま入社してしまうと、転職先で長続きできない可能性があります。それはあなた自身にとっても、会社にとっても不幸なことです。
一方、採用合格を出した転職先の会社からみた場合、意外と条件については譲歩できる可能性があります。
例えば年収であれば、年齢や経験からこのくらいのグレード・等級という基準はあるでしょうが、欲しいという人材であれば、同僚となる周りとのレベル感がおかしなことにならない程度であれば調整できます。
人事部門はその業種における経験がどの程度のものが判断できないため、採用部門の言いなりになってしまうところがあります。人件費の予算を採用部門が持つ場合は特にそうです。そのため、採用部門がどうしても欲しいという人材であれば、なんとかなることが多いでしょう。
なお、中途採用の場合、欲しいという人材以外は基本的に採用しないので、合格を勝ち取れた転職者は十分に交渉力があると思います。
とはいっても、会社の都合で譲歩できない場合もあります。どこまで要求するのか、それはあなたにとって本当に譲れない条件なのかはよく考えてみてください。
交渉を行う場合は、例えば転職エージェントに間に入ってもらうと、相手の譲歩できるラインを探りながら交渉できるので、採用合格を失わないように交渉することがしやすいと思います。上手に転職エージェントなどに協力をもらうとより満足する転職が実現できると思います。頑張ってください。
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