将来の資産形成のために投資を始めることは良いことですが、 何をやってもうまくいかずに資産形成どころか減る一方という人もいるかもしれません。
投資によって、短期間で大きく利益を出すことは難しいですが、次の3つのことを気を付けて長期投資を行えば「負けない」といえる結果を出すことができると思います。
・一度に買わない
・流動性が低いものは買わない
・投資先を分散させる
「一度に買わない」とは、投資に使えるお金を用意したときに、全部を急いで投資に回さないということです。
投資できるお金を持ったとき、今すぐに買わないと価格が上がってしまって買えなくなるとか、機会損失があるとか、感じるかもしれません。
しかし、相場が上がるのか下がるのかは誰もわかりません。もし確実にわかっているならば、相場における価格は将来の価格に金利分を差し引いた額に収束しているでしょう。いまあなたが安い!と感じるという場合は、何らかの理由があって相場にそのように判断されているのです。
そのような上がるか下がるかわからない投資先に対して全額投入するのは避けるべきだと思います。初めての投資であれば、1年以上かけて少しずつ投資するのが良いです。もし、途中で価格が下がれば、同じ金額で当初の予定よりもより多くのものを買えます。想定よりも短期間で大きく価格が上昇した場合は無理に購入を続けなく手も良いと思います。その想定よりも大きく上がった分は勝ちになります。あなたは次の投資先を探すだけです。
一度に買わないという点から、投資に慣れていない人には、積立投資がお勧めです。
「流動性が低いものを買わない」とは、換金したいときに、換金しやすいものを投資先に選ぶ方がよいです。たとえ、見た目上の価格が上昇したとしても、換金しようとするとすぐに換金できなかったり、自分が売る時の価格はずっと安いという投資先は避けた方が良いと思います。
一般的に、不動産は株に比べて流動性が低いです。また、株であっても一日の取引額が貴方の資産に比べて小さい銘柄の場合、あなたの取引で相場が動いてしまう場合があり、思うような価格で取引ができない場合もあります。
流動性の点からは、インデックス投資がお勧めです。
「投資先を分散させる」とは、投資先の破綻や倒産、業績不振の影響が小さくするためです。株を買うとその銘柄の会社が好きになり、その会社の株だけを買いたくなる気持ちを持つ人もいると思います。しかし、一つの銘柄だけに集中した場合、その銘柄の会社に何か大きな問題があったときに大きなダメージを負います。
複数の銘柄の株を持っていれば、一つがだめでもダメージは抑えられます。特に業種や事業を行っている国が異なる会社の株をミックスさせて購入すれば、様々なリスクに備えることができるでしょう。
また、投資する資産額が大きくなれば、株だけに集中しないで、資産の一部を債券、不動産、コモディティに振り分けることも良いと思います。
どうすれば、分散できるかわからない場合には、インデックス投資がお勧めです。インデックスを構成する会社の中には、不動産やコモディティを扱う会社も含まれるので、間接的にこれらの恩恵を受けることも可能でしょう。
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