ボーナスや定期昇給の時期になると、上司と部下とで1対1の評価面談を行われる組織が多いと思います。部下の立場からみると、緊張する場なのかもしれません。上司に日ごろ頑張っていることをアピールしたり、上司が気づいていない不満をぶつけて少しでも職場環境を良くしようと張り切っている人もいるかもしれません。
この評価面談をどのように活用すれば、部下の立場デメリットがあるのかを考えてみたいと思います。
まず、評価面談のタイミングでは、評価自体は確定しており、それに対して不満や異議を言っても遅いという事実は理解しなくてはいけません。評価面談は自部署内での評価付けを行い、さらには社内全体におけるレベル合わせが行われて評価が確定したうえで、その確定した評価を部下に伝えることが目的のひとつなので、いまさら変えようがないです。つまり、評価面談の場で、評価期間における実績アピールは遅すぎであり、意味がないのと思います。
では、部下は何をすべきかといえば、自分が足りていない部分を聞いて、それを解決するためのアドバイスをもらいましょう。
今回の評価が下された理由も重要ですが、それよりもさらに良い評価をもらうために必要なことを上司と確認して、一緒に考えることがよいでしょう。
そして、具体的に次の評価期間でやるべき目標を決めて、上司と共通認識を持てるようにしましょう。言質を取ると言えば大げさになってしまいますが、次の評価において、部下がしっかりとやるべきことをやったならば、上司も良い評価を付けやすくなるでしょう。
ただし、部下としては、ひとりよがりにならないように、上司と目標のすり合わせを行うことが必要です。
評価面談は、上司とコミュニケーションをとれる貴重な機会です。単に不満をぶちまけて建設的ではない話をするのはもったい無いと感じています。ぜひ自分自身のためにも良いフォードバックをもらえるように、部下の立場でも面談を利用していただくのが良いと思います。
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