多くの会社において、年功序列は過去の話となり、年齢順に誰もが課長になれるようにはなっていません。そうすると、出世が遅れた先輩より先に課長になり、年上の部下を持つことになります。
この年上部下を持つことは珍しいことではなく、今や課長になった時点でほとんどの人が年上部下を持つことになっているのではないでしょうか。
入社当時や若い頃に仕事を教えてもらったり、世話してくれた人が自分の部下となるわけです。または初対面で年下上司と年上部下の関係になります。
お互いにやりにくいのは当然です。うまくいけば、課長なりたてのあなたの大きな味方になってくれる可能性もありますが、行き違いがあると、不満を持ってあなたの仕事を批判する抵抗勢力を抱えることになります。
つまり、いきなりマネジメントが試されるのです。
まず、会社の役職は仕事における役割と割り切って、それまでの人間関係を維持すること、初対面であれば普通に年上に接する態度を忘れないことです。
外から見れば、当たり前のことだと思いますが、呼びつけだったり、君付けだったりした年上の人が、敬語を使って話してくるようになります。それに慣れてしまうと、きつい言い方や上から目線になってしまうことがあります。年上部下の人は表に出さないまでも、プライドが傷つけられ不満がたまっていくでしょう。
偉そうにふるまうために出世したのではないと思います。自分自身の言動をマネジメントしましょう。
その次には、頼ること、指導すること、褒めることを意識してみてください。
年上部下の人にとって、年下の上司から頼られることは悪い気はしないと思います。どちらかといえば、新しい領域の仕事について頼るよりかは、年上部下の人が経験を持っていて本人が得意と思っている領域で頼ると良いでしょう。年上部下本人に負担に感じされずに、頼ってあげることができれば、気分も前向きになって年上年下にこだわりがなくなってくるのではないでしょうか。
一方で、年上だからと言って、上司として手を抜かずに指導すべき点は指導しなくてはいけません。指導する時は、公正であること、しっかりとした理由があること、相手のことを想っていることを意識してください。指導する時にも、目的は相手を良くすることですから、言い方やタイミング、指導する場を当然配慮すべきで、最も効果的なやり方を考えるようにしてください。
また、年上だからできて当然という考えも注意が必要です。なんでも褒めることは相手を馬鹿にしているように捉えられてしまいますが、正当に褒めるべきところは逃さずに褒めるようしてください。指導する時も同じですが、しっかりと相手を見ることが大切です。
年上部下への接し方は、自分の上司に相談することもひとつです。誰もが年上部下への接し方で悩むことがあったと思います。上司の経験談を聴くことはヒントになるのではないでしょうか。

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