同期よりも早く出世した人が、「アイツはイエスマンだから上司に気に入られている」などと言われることがあります。でも、いつも上司の言うことを素直に聞いていても出世できるわけでもないです。
同じように「はい。」、「承知しました。」と上司に答えているように見えて、出世する人と出世できない人には違いがあります。
出世するイエスマンは、上位方針や上司の意向を理解して、何故そのような指示が出たのかを考え、先回りをして上司の負担を減らしたり、安心感を与えることができています。
例えば、このような会話があるかもしれません。
上司「あの顧客は、担当部長が変わったらしいから挨拶の場をセットしてくれ。」
部下「はい。」
部下「あの顧客に、新商品を紹介する良い機会になるかもしれませんね。」
上司「そうだな。」
部下「昨年作った資料を転用すれば、プレゼン資料を作れるのですぐ準備します。」
上司「わかった。そうしてくれ。」
部下「承知いたしました。」
部下は、上司の意向に沿った提案ができているので、上司の指示にイエスと言いながら、自分の提案を通すことができています。あなたが上司であっても、このような部下との仕事はやりやすいでしょうか。
一方、出世できないイエスマンは、自分の頭で考えることを放棄して、言われたことのみをやっています。指示の本質を捉えようととせず、作業の指示と受け取っているのです。
例えば、ある業務を行うにあたって新しく書類を添付することを指示された場合、その業務のときは指示に従うものの、何のために新しい生類を添付するのか理解できていないので、別の業務では書類の添付のことを考えもしない、という具合です。
上司から見れば、素直にイエスと言っても、一から十まで教えないと目が離せない部下なので、安心感が得られずに信頼して任せることができません。
傍から見れば、同じイエスマンであっても、上司からの評価は大きく異なるのが理解いただけると思います。
自分自身を振り返って、上位方針や上司の意向を日常業務に落とし切れていないとすれば、出世できないイエスマンになってしまう可能性があります。一つ一つの仕事について、背景や目的を理解するよう頭を使って仕事をするのが大切だと思います。

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