サラリーマンにとって、住宅ローン控除とともに大きな税制上のメリットを受けることができるものが「ふるさと納税」です。住宅ローン控除は家を購入して住宅ローンを組んでいなければ使うことができませんが、ふるさと納税は殆どのサラリーマンが使うことができると思います。
このふるさと納税、制度自体には賛否があります。
住民税が住んでいるところに落ちなくなるので住民サービスの低下につながる、返礼品の競い合いになっている、地方でも返礼品の対象に選ばれるかそうでないかで恩恵の格差が生じる、ふるさと納税の窓口となるプラットフォームを提供している業者に中抜きされる、高所得者ほど返礼品を多く受けることができ所得再分配に反するなどといった制度に対する反対意見も根強いです。
反対意見にも一理あるとは思いますが、地方にお金が落ちて活性化に繋がりますし、地方自治体や産業の努力が反映される制度であるともいえると思います。また、ふるさと納税に限れば高所得者が有利に見えますが、それだけ多くの税金が取られているということですし、多少ふるさと納税で還ってきても所得税などほかでもたくさん取られている大目にみることもできるのではないでしょうか。
このような制度自体に対する様々意見はあったとしても、制度が存在する以上、個人としては活用すべきだと考えます。
確定申告さえしっかりとすれば損をするリスクは無いですし、地方名産物を楽しむことができます。また、年収が上がれば上がるほどふるさと納税できる金額も増えるので年収を上げていくことのモチベーションにもなるでしょう。
確定申告についても、eTaxで自宅で簡単にできるようになっているので、税金の仕組みに触れるという意味でも良い機会になると思います。
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