評価面談は、評価を受ける側の部下にとって給与や賞与の金額が決まったり、昇格のステップを上がっていけるかどうかの一大イベントです。その上司にとっても、部下のモチベーションを上げたり、フィードバックで成長を促すなど、重要なイベントです。
しかし、日ごろの業務に追われて、評価面談はすっかりと頭の中から消えていて、人事から通達が来て思い出して部下の評価行い、人事の決めたスケジュールで何とか間に合わせようと評価面談を行っている上司も実際は多いと思います。
特に、直属の部下が20~30人またはそれ以上いる上司は、面談の時間を確保するだけでも大変です。ひとり30分程度の面談時間であっても、期末の忙しい時期に丸2日間くらい面談だけで終わってしまいます。良い面談をするためには準備も必要なので、とにかく面談もこなすだけで精一杯と気持ちもわかります。
しかも、上司になっている人たちは、そもそも評価が高かった人が多いでしょうから、評価面談を気にしていない人も中にはいるかもしれません。上司からのフィードバックがなくても、自分自身や業務の課題に自ら気づいて改善していくので、面談において上司とそんなに話すことが無かったという人もいるのではないかと思います。
上司になり面談を行う立場になって、自分自身が5分や10分くらいで終わっていた評価面談を30分や1時間かけるかは驚くこともあるでしょう。時間が重要という訳ではありませんが、部下の話を聞いていると時間も過ぎてしまいます。部下のモチベーションを上げるためにも、上司からのフィードバックをしっかりと理解してもらうためにも、面談中に部下の話を聞くことは大切なので、忙しい中ですが面談時間は確保するよう上司も頑張ってください。
気を付けなくてはいけないのは、部下は上司と同じレベルの考えを持っていないということです。つまり、上司が励まして導いてあげなければ、路頭に迷ってしまう部下もいるということです。部下を路頭に迷わせないことは上司の仕事・責任だと思うくらい真摯に部下のために面談を行っていただくべきだと思います。
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