管理職になって部下を持ったとします。
しっかりと業務管理しなくてはいけない、育成しなければならないと、はやる気持ちもあるかと思いますが、気を付けないと知らず知らずのうちに自分の型に当てはめようとしてしまうことがあります。
自分の型、自分流の仕事のやり方は、自分の強みを活かすには向いていると思いますし、それで結果を出してきたと思います。しかし、誰にでも当てはまるものではありません。人それぞれ強みがあり、それを活かして活躍してもらうのが現在求められているマネジメントだと思います。
人それぞれの強みを活かして活躍してもらうためには、まず相手の強みを理解しなければなりません。
そのためには、部下となった人を良く観察してください。部下を観察しようとすると、どうしてもあら捜しになってしまうことがありますが、マイナス面については後からいくらでも分かってきますので、良いところを探してみてください。
例えば、仕事は遅いけど細かい点に気付いて丁寧に仕上げる。であれば、仕事が丁寧という点だけに注目しましょう。
そうやって、良いところだけを見ると、若い人の話を聞いて親身にアドバイスしているとか、会議で積極的に発言しているとか、物おじせずにプレゼンできるとか、お客さんに笑顔を欠かさないなど、発見できると思います。
そして、その良いところによって、あなたの仕事を助けていたり、部署の業績に貢献していたりすることに気付くでしょう。
そうなると、あなたは部下に感謝して、部下のことを好きになると思います。
部下の一人一人に対して良いところを見つけ、その人を好きになれば、あなたの部下に対する態度も改まり、自然と上司と部下との関係も良くなると思います。
その状態になってから、一人一人がもっと活躍できるように業務を見直したり、任せるところは任せるということができれば、部署の業績も上がるでしょう。
部下のためにも、上司であるあなた自身のためにも、部下を好きになれるよう、相手の良いところを見つけてみてください。
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